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| ■大学時代から現在(いま)へ・・ 清田実穂 |
私の大学生活は、バスケットボールと飲み会でかなりの部分が成り立っていました。BSLが始まるまでは、生活の中でバスケが占める範囲が特に大きかったように思います。普段の勉強や試験は、同級生に比べ著しく不出来でなければいいかな、という程度でした。BSLが始まってからは、実習とレポートと試問に追われ、なかなかバスケをできない日々が続きましたが、それでも時々身体を動かすことで、気持ちも身体もすっきりしました。研修が始まってからは、以前に増してバスケから遠ざかっており、最近はボールが恋しくなってきています。
大学では、試験結果が張り出されるとすぐに掲示板まで見に行き、自分の名前がないことに一安心するような日々でした。そんな中、掲示板で「家庭医療学研究会 医学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」のポスターを見つけ、参加してみたのが3年生のときでした。そのセミナー、私が頭に思い浮かべていたのが「家庭医」というものであるということを初めて知り、同じような志を持っている同級生や先輩、先生方とお話しをすることができ、とても充実した3日間を過ごすことができました。4年生のときは部活の大会の都合で参加できませんでしたが、5年生からはスタッフの一員にも加えて頂き、それ以降そのセミナー(現在は「日本家庭医療学会 医学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー」)への参加を続けています。1年に1度のセミナーですが、参加して友人や先生方といろいろお話しをすることで、初心に戻れるような気がしています。BSLが始まって以降、家庭医の分野以外にも興味あるものが増えてきたので、将来的に家庭医になるかどうかは未定ですが、得られた人間関係はこれからも大切にしていきたいと思っています。
夏期セミナーに参加していた研修医の先生のいらっしゃる病院をいくつか実習でまわっていて、みさと健和病院に出会いました。実習したときの印象と実際の研修が始まってからの印象は、多少異なる部分もあるものの、ほとんど変わらず、楽しく有意義な研修をしています。
国家試験は、BSLとは全く異なる種類の知識と暗記力を要求されますが、今の研修では、BSLの際に得た知識の方がずっと役に立っているような気がします。BSLでやったこと、学んだことをもっとしっかり身に付けておけばよかったと、今になって思います。 |
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